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エドワードの部屋の前まで行って、ノックを一回した。
「どうぞ」
中に入る気は毛頭なかった。
「そのままでいいので聞いてください。中にいる女性のことに関して僕は口を出さない。その代わり、原稿は仕上げてください。さっき本社から連絡がありました。小説が一ミリも進んでいないようですね。どれだけ人を馬鹿にすれば気が済むんだ。もう一度言います。誰がそこにいようと知らないが、もしあなたがエドワードの小説を書く邪魔になるんだったら、服を着て今すぐ出て行きなさい」
あとは好きにしろ!
ゆうきが自分の部屋に入って鍵をかけると、2人分の足音が、30分後には1人分になった。
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