さよなら、つつがない人生。

31/37
前へ
/37ページ
次へ
「…いいよ。そうしよう。君の言うとおりにしよう。その代わり、僕の求めにはちゃんと応じてね。できないんだったら、もう口は出さないで」 「わかりました。いいでしょう」 その言葉に、エドワードは満足そうに微笑んだ。 「じゃあ、またあした。あしたの朝はね、ハニートーストがいい。それに紅茶も。甘いもので攻めるんだ。書くには糖分が必須だからね」 つまり、「ゆうき、君がちゃんとやるんだったら、僕もちゃんとやるよ。でも君が応えないんだったら…」で、問題あります?ってことだ。 「おやすみ」 エドワードがリビングからいなくなると、ゆうきはしばらく呆然としたあと。 「あれ?もしかして僕、抱かれるの?」 やっとそこまで話が追いついたのだった。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加