コンビニ店員のお客の足跡・店員辞めるよ!

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コンビニ店員をしている吉田真一は、年が明けて新年も忙しく働いていた。 今日は、一日なこともあって、初詣での客でうじゃうじゃしていた。 休む暇なく働いていて、昼も過ぎてもおさまらなかった。 ようやく、少し減ったとき、いつものように店長が先に休憩にとる。 今日は、いつもより疲れきってるのか何も言わずに休憩に入った。 店長が、休憩に入っても、さらに、客が押し寄せてきて、もう一人の従業員の小林さんと二人で裁いていく。 二人でやってるため、揚げ物もなくなっていき、揚げる暇もない。 客が 「何もかもないな」と言う呟きが何回か聞こえてきた。 しかし、店長を呼ぶこともできずにそのままレジだけをしていく。 そこから、30分ぐらいたつとようやく客足が減っていく。 その間に、揚げ物や商品の補充をしていく。 すると、レジ前の床に黒い泥後があり、人の足跡になっていた。 小林さんが 「お客さん、汚い靴で来たんですね。私掃除しますよ」と言うと 「大丈夫だよ。俺が、やるよ」と言いその足跡を辿っていく。 立ち読みをしている客をよけて、足跡が続いていたのはトイレの前だった。 吉田真一は、嫌な予感がしたが、生唾を飲み込んでトイレのドアをノックする。 返答がないので、ドアを開くとそこには、便座に男性がもたれ掛かっていた。 吉田は、 「大丈夫ですか」 と近寄って話しかけるが応答がなく。その男性からは、かなりの酒の臭いがした。 どうやら酔っぱらって、トイレに寝てしまったようだった。 吉田は、店長に相談して、警察に連絡して救急車も呼んで何とか解決した。 この日は、色々、起きてドット疲れていた。 帰り際に店長に 「吉田君、引きが強いね」と面白がって言う。 吉田真一は、 「はぁ~」と言う。 「吉田君、今年もよろしくね」と言われたので吉田が何かを決心したのか 「店長、これ」と白い封筒を出す。 そこには、退職願いと書かれていた。 「今月いっぱいで、辞めさせていただきます。お世話になりました」と伝えると 「な、な、何で? どうして」と言うが 「そう言うことなので」と帰った。 吉田真一のコンビニ店員の仕事が終わった。
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