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俺は37歳の独身、
蔵前 賢一
この國が荒れ果てている理由は、
幾年にもわたってゴミを生み出し、
埋め立て地を作り…
これを繰り返したお蔭で
虫やら家畜やらが変異して、
破壊を始めやがったから。
しかも、
奇獣(虫やら家畜やらの変異種)は、
一月に少なくて4回産卵しやがる。
どんだけ駆除しても追い付きやしねぇ。
この奇獣を駆除する特攻隊、
[戦鬼隊][毒牙隊]
そしてその中から選ばれた
優秀な隊員で構成された、
[双龍組][覇荒組]
これらの組は、総称、
[幻妖隊]
と言い、
この奇獣が出没し始めた時期と
同じ時期に出始めた
《超能力者》
が殆どだ。
そんでまあ、俺は、
試験可能年齢の18歳まで、幾度も
試験したんだが…
まあ、落ちたんだよな…
俺は、ガキの頃からこの特攻隊を夢見て
止まなかった。
初めての試験は、俺の幼なじみの、
月岡 千咲ってやつと一緒に受けたんだ…
ただ、さっき言った様に、俺はあっさり
試験に落ちた。
でもな、チサキの奴、一発で受かりやがった。
それで、俺はこの特攻隊が闘った後の
処理をする部隊に所属しててだな…
だぁれもなりたくねえお蔭で、
この部隊には名前すらついてねぇんだな(笑)
はあ…どうして……
俺だって……
俺だって!!!!!!
でも…
チクショウ……
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