幸せについて考える。

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幸せについて考える。

 幸せの形は、たくさんあるだろう。  例えば、家族や、友だちがいる幸せ。  恋人がいる幸せ。  愛されてると感じること。  ただ生きているだけでも感じるかもしれない。  誰もが思いつく形のない幸せ。  ……いや、形があると言えば、ある。  だけどいつ壊れるかわからない幸せの形だ。  逆に、お金持ちである幸せや、ひもじくないのに食べる幸せは形としてわかりやすい。  贅沢で、ふとりかえった幸福。いい表現だ、と思った。  傍から見れば幸福そうになんて見えないそれだが、大人になればその意味もわかって、なんだか複雑な気持ちになってしまう。  私は正直、メーテルリンクの青い鳥をしっかりと読んだわけではないから、わからないところも多かった。  あらすじとかつて読んだ絵本を思い出し、ネット上で何度も何度も内容を検索してさがして咀嚼した。  内容はどれも似ていて非なるものが多く、頭がこんがらがってしまいそうだった。  だがそのどれもやっぱり、幸福、や、幸せについて、考えさせられるものばかりだった。  この話は短編と称しているが、一万字弱と、長くなってしまった。  本当はもっと短くするつもりだったのに。  だけどそれくらい、難しい問題でもあったと思う。    ――”幸せとは何か。”――――。  この話を読んでくださった方々には、ぜひ考えてみてもらいたい。  
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