もし○○だったら ①

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if 柚樹が猫になったら 拓「ゆず〜朝だよ〜起きなきゃ学校遅刻だよ?」 ん〜まだねてぅの…うるしゃいのきりゃい…… ドア越しから同室の拓也が声をかけてくるが柚樹は布団にくるまって起きようとしない。一応声をかけつつ拓也が部屋に入ってきた。 拓「柚〜起きて〜!…あれ、いないの?……靴はあるし、制服もある……ん?え!?」 部屋に入ったはいいものの柚樹の布団がぺちゃんこなため玄関やクローゼットなどを見たあと、また部屋に戻ってきた拓也は一応布団をめくってみた。 すると、そこにはぺちゃんこの服と1部モッコリしたものがあった。恐る恐るめくってみると…… 拓「く、黒猫?え、柚は?ん?柚がしてたチョーカー……もしかして柚?な、わけないじゃぁんアハ,ハハハ」 『うにゅにゃい……にぇむいにょに』(うるさい……眠いのに) 拓「ぎゃぁぁぁぁああああ!!!!」 柚樹は急に布団を剥がされたため強制的に意識がさめた。そして、拓也は現実逃避のため意識をシャットアウトしたのだった。 〜1時間後〜 蒼「で、見たらこうなってた、と……ふざけてるんです?寝言は寝て言えよ?」ニコッ 拓「嘘じゃないの!ほんとに喋ったの!なんで信じてくれないのさ!?」 玲「だって、ねぇ?拓也って変人じゃん?」 「「玲音には言われたくないよ!(ですねぇ)」」 ワイワイガヤガヤ もぅ、うるさいなぁ……それに比べてここは暖かくて安心感半端ないよ〜ずっと寝てられる…… 大「……柚樹、そろそろ起きな?朝ごはん冷めちゃうぞ?」 ……仕方ない、大雅が起こしてくるんだからお昼ぐらいかな? 『たいにゃ、おはにょぅ』(大雅、おはよう) 「「「………………」」」 大「あぁ、おはよう。もう9時だ、早く朝ごはんを食べるぞ」 「「「……え、スルー?」」」 さっきからうるさいなぁ、でも蒼太がうるさいのは珍しぃね〜それにしても9時かぁ……いつもの大雅なら寝させてくれる時間なのに、どうしたんだろ?フワァ… 拓「ほら言ったじゃん!言ったじゃん!嘘つき呼ばわりした〜!ばぁかばぁゴンッ いったぁぁい!殴ることないじゃん!」 蒼「………………ハァ、ホントだったとわ、こういう時って大体あそこですね……」 玲「……決まりだね!」 「「研究部行きますよ(行くよ〜!)」」 研究部とは理科室で自分たちの趣味のものを作っている部活である。例えば惚れ薬、光る薬、髪が伸びる薬 etc.....ほとんど中二病や変人が集まる部活である。
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