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張り込み?
「待て。誰かいる。」
深夜、黒ずくめの二人組は身を潜めた。
ビルの角の向こう側から、人の影が伸びている。
しばらく、いや、だいぶ待ったが、人影はその場を動かない。
「アニキ、まさか計画が洩れたんじゃ?」
「わからねえ。わからねえが、もう時間がない。今夜は諦めるぞ。」
二人組は去った。
ネコが歩いて角を曲がった。
そこには、酔っ払いがどこからかさらってきたと思われるカー〇ルおじさん人形が立っていた。
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