553人が本棚に入れています
本棚に追加
直人は一旦身を離し、ギリギリまで抜くと再び奥まで打ち込んだ。さっきよりも深い挿入に僕の頭は一瞬
真っ白になる。
「オレはユウが好きだ。愛してる。ユウは?ユウはオレを好きか?」
ぐいぐいと腰を進め、更に奥を突いてくる。
「あ・・・ぁ・・・愛してる・・・ナオを・・・愛してる・・・んっ」
その言葉に満足したように笑うと、直人は腰を動かし始めた。
何度も抽挿を繰り返し、さっき放った直人の白濁が中でぐちゅぐちゅと音を鳴らす。その卑猥な音に更に高められ、僕はバカみたいにはしたない声を上げ続けた。
僕の欲望は先程の交わりで全てを出し尽くし、何も放つことができず痛いくらいに勃ち上がるも、ふるふる震えているだけだ。けれど、それに気づいた直人がある一点を執拗に攻めだす。そこは僕が感じる場所。
「あっあっ・・・あぁ・・・んっ」
僕は背を仰け反らせて達した。
全身に力が入り、痙攣したかのように小刻みに震え、その締めつけに直人もまた、僕の奥深くに欲望を放っていた。
どさりと覆い被さる心地よい直人の重みを感じながら、僕の意識は遠のいていった。
「愛してるよ、ユウ。もう二度と離さない」
落ちていく意識の中で、直人のそんな声が聞こえたような気がした。
最初のコメントを投稿しよう!