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登場人物紹介
・仁藤 大和
主人公、五年前に故郷を捨て新宿にやって来た。
歌舞伎町を統べる組の一つ、皇組に拾われ、その恩を金で返す為に極道入り。
日々組の為に動き、組の為に生き、真の自分の生きる目的を忘れてしまった十八歳の少年
・帝真緒
皇組のライバル組である、帝組組長の一人娘
十九歳。親の七光りとは言わせない戦闘力、頭脳を持っている。
帝組の血が混ざってはいるが、本人はその事をコンプレックスと意識しており、親に頼らない生き方をしたいと望んでいる。
極道かつ敵組に所属する大和は、斬江に警戒を促されつつも、本人にとって歌舞伎町で生きている良き先輩となる。
・飯田凪奈子
歌舞伎町一番街にあり。皇組が経営するキャバクラ、ロイヤルメイデンで働く(自称)人気キャバ嬢。
その正体は学費を稼ぐ為、双子の妹達を養う為に水商売をしている女子大学一年生。
キャバクラに来る客に対する接客態度が良い反面、裏では疲労や不満不安を抱えつつも、自分と妹達の為に都心という名の戦場で生き抜いている。
・長内 千夜
大和の行きつけのバー、黒百合の使徒でアルバイトをしている十八歳。
いつも眠そうで無表情で死んだ目をしているが、その目は生まれつきだと本人は言う。
日本語も不自由なのかゆっくりと話すが、黒百合にて作った料理で、日々の大和の疲れを癒している。
何か気になる事があると、対象をじっと見つめてしまう癖がある。
・瀬名ひとみ
日雇いのアルバイトで毎日の生活を食い繋ぎ、普段は歌舞伎町の漫画喫茶で寝泊まりをしているホームレス。十七歳。
歌舞伎町近辺に住んでいる同じホームレスのおっさん達のアイドル的存在。
苦しいことがあっても元気さえあればなんとかなると思っている。
・皇 斬江
五年前に新宿を徘徊している大和を拾った、歌舞伎町を制する皇組の女組長。三十歳で身長が百七五センチの大女。
大和の育ての親でもあり、五年前から歌舞伎町を生きる為の術を教わった師匠でもある。
素は優しく、いつもニコニコとしているが、大和にとって最も怒らせてはいけない存在である。
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