ティナさんに直撃してみた!

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ティナさんに直撃してみた!

「ぶっちゃけ! バート兄ちゃんのどこが良かったんすか!」 「どこも良くなんかないわよ。鈍臭いし。ときどき間違ったんじゃないかと思うわ」 「うわ、シビア」 「あたし、初恋はレオン君だったはずなのになあ。どこでハードル下げちゃったんだか」 「下げざるを得なかったんじゃないすか! 競争率が高すぎて!」 「そうね。それに、レオン君より先にタツキに会っちゃったのもあるわね。でも、悔しいけどあいつもモテるモテる。結局あたしの手には負えなかったわ」 「タツキ兄ちゃんはしょうがない! 諸々かっこよすぎる!」 「リュウ君は、気づいたときには家族になりすぎてたの。あとなんか……あたしには敷居が高かった。一般人なのに妙に上品で」 「分かる!」 「となると、消去法でバートしか残らないじゃない。でもねえ、隣に並んだとき、一番違和感ないのがあいつだったのよ」 「違和感って! そんなもんなんすか!?」 「案外そんなもんよ。力合わせて生活していくのに、いつまでもトキメキなんか要らないでしょ。価値観の相違がないことの方がよほど大事だわ」 「おれ、何年経ったらその境地に至るんだろ」
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