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1.孤月(こげつ)象る月鏡(つきかがみ)
欠けた鏡面は映す
私の秘め事あかあかと
優しい光で
隠した想い照らされて
澄んだ湖に浮き上がる
その想い灯火になる
蒼い水灯り(みずあかり)へと
どうかこの水灯り(みずあかり)
あの人に気づいてほしい
無月(むげつ)の夜でたった一つの
光を放つ灯火に
心を映した月鏡(つきかがみ)
曇るそれまでには
2.水面(みなも)で揺れる朧影
影の主(あるじ)はあの人
私の水灯り(みずあかり)照らすわ
あの人の姿
灯火抱いてあの人は
想い私へと伝えてく
渡された想い火(おもいび)は愛
私が欲したもの
託し合う想い火(おもいび)を
いつまでも守っていこう
私とあなた二人一緒に
愛ある限りどんな時も
二人を映した月鏡(つきかがみ)
満ちたこの時から
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