リモート飲み会の為

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リモート飲み会の為に掃除を開始した。 前日、会社から帰宅してから、雑誌を分けて古い物は縛って古紙回収に。 漫画は綺麗に本棚に順番通りに並べて、洋服も片付けてベッドはカメラに映るから上に被せるシーツだけ奮発して可愛いのを買った。 ベッド横の窓も綺麗に拭いた。 照明は無理だから電灯のカサを拭いて、卓上電気を綺麗に掃除してノーパソの横に照明代わりに置いた。 次いでに台所も掃除をして、持ち物も要らない物いる物に分けて思い切って要らない物を捨てた。 真ちゃんの持ち込んだお酒の瓶、缶、ペットボトルを仕分けして袋に入れて、これは明日のリサイクルに出すと、玄関に置いた。 真ちゃんの私物もいつか持って帰ると言いながらそのままで、洋服、本、真ちゃんの置いて行った小さな旅行鞄に綺麗に入れて、カメラに映らない様に、台所の方へ運び、真ちゃんが来たら忘れない様に玄関の近くに置いた。 全ての埃を下ろして、最後に綺麗に四角く掃除機を掛けた。 (あぁ!!久し振りの満足感!) 私は潔癖症という事でもない。 掃除が凄く好きという事でもない。 強いて言うなら、いる物といらない物を仕分けするのは好き。 「うん!やれば出来る子!!」 満足して部屋を見て、一人で胸を張った。 邪魔が入らないってこんなに掃除が捗るんだぁとしみじみと思った。 そして初めてのリモート飲み会の日を迎えた。 同期だが部署は違うので顔を合わせる事はそうない。 男性は男性同士で飲んだりはしている様だったが、性別関係なく部署関係なく、同期が全員集まるのは初だと聞いてわくわくしていた。 「これもリモートだから出来る事よね?」 伊藤が笑顔で言っていた。
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