綺麗好きではないけれど。

必要な物

19時にそれぞれ飲み物とつまみなどを準備してカメラの前にいる事。

カメラの位置を確認して、先にいた伊藤菜々と画面が繋がった。

「菜々〜。わぁ、それ部屋着？可愛い！」
モコモコした白の上下の部屋着がすごく可愛かった。

「買ったの。この前さ、あざと女子いたって話したでしょ？見習ってね？」
「素直に見習えるのは良いとこね。でもほんと可愛い〜。家で着る服って普段見られないものね？参考になるわよね。」

部屋着なんて物はない貴子は普通の水色のパジャマを着ていた。

19時から10分の間に次々に画面がコマ割りされて行き、8名が揃った所で乾杯をしてリモート飲み会が始まった。

最初はお題を出されて、「オリンピックについて」話した。

「やるかな？」
「検討中でしょ？対策検討中。今まで中止ないし？」
「バラけると思うけどな。出たい選手と出たくない選手。国で対応も変わらないか？参加しない国と参加する国。」

お題ひとつで盛り上がる。
30分もしたらビールが無くなったと取りに行く人が出て来た。

ここでも生活が垣間見れるし性格が分かる。
予めビールを沢山準備してる人、グラスにビールを入れて飲む人、直接缶ビールで飲む人、つまみも様々。

何故か夕飯だとスパゲティ、おにぎり…様々過ぎて笑えた。

話題は会社での直属の上司についてに移り変わった。