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「あなた、この人知ってるわよね?」
鬼の形相とはこの事よ!と教えてくれているかの様な美咲の顔。
「はい、仲良くさせていただいてます」
「そっ!認めるのね?ならば話があるの、お邪魔するわよ!」
美咲は優さんの了承も得ず、ズカズカと部屋に上がり混んだ。
「ちょっ、ちょっと…」
優さんは何があったかわからず、美咲を追いながら後から入って来る昇の顔を泣きそうな顔で幾度か振り返り見ていた。
私と雲流はこれから始まるであろう修羅場を見届ける為、優さんの部屋に入った。
美咲の仕切りで向かい側に優さんを座らせ、二人用のテーブル近くのソファーの向きを昇に変えさせそこに座れと促し、三人がテーブルに着いた。
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