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1年前
1年前、私はそれまで幸せな生活を送っていた…。
温かい家庭、充実した学生生活、就きたかった仕事。そして出会った彼氏は容姿端麗、仕事もバリバリこなし、優しくユーモアもあり、私には勿体ない位の人だった。
「紗耶香は俺の自慢の彼女だよ。紗耶香と歩いていると皆が振り返る。ちょっと嬉しい。」そんな事を言いながら微笑む彼の顔は神ってる位美しく、社内でも揺るぎないモテ度ナンバーワン。そんな彼に愛されて幸せでない筈がなかった。
しかし、どんなに幸せでも、不幸と言うものは突然訪れる。
小さな女の子が歩いていたのは覚えていた。そこから先は記憶にない…。
目が覚めた時には天の国にいた。
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