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〜好みの天気〜
雨が降った。心地よい具合の小雨だ。
雨は嫌われ者のイメージがいるが、実は結構人気なのではと思う。
僕が雨を好きな理由は二つ。
・晴れた日の煌々と照らされた温かい空気が苦手だから。
・それとみんなが他人を避けようとするから。
二つとも少々捻くれた理由だと思うが、僕のような人間は所々で少し捻くれているものではないかと思う。
そういう所が、特に目立たない平均的な男の要素の一つだろう。
毎日変わりゆく目まぐるしい世の中に、
自然の摂理というそう簡単には変わらないことがある事に安心していると同時に、言い表せない満足感を感じている。
それが何なのかは今は分からないが、人生長いのだ。
気長に、ゆっくり、たまには忘れたりもしながら、じっくり考えておこう。
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