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王子が居る王家業務室に向かうと
仕事に集中している王子と
資料を纏めている執事長が居た。
私、呼ばれたから来たけど
これ絶対必要ないよね!
むしろ邪魔よね、これ!
王子は何故私を呼んだんだろうか。
「丁度いいところにリーゼ嬢」
「え?」
「私、これから下町へ
出掛けなければならないので
私の代わりにシオン様の
手伝いをして貰えませんか」
「あ、え…………」
執事長に頼まれちゃ、勿論受け継ぎますけど
そんな国に関わる大事な仕事
私なんかが手伝っても
大丈夫なんだろうか。
まぁ、他でもない執事長からの頼みだし
ここは素直に引き受けよう。
「仕事って資料を纏めれば良いんですか?」
「えぇ、シオン様から受け取った
資料を種別ごとにわけて、
管理箱に収めて下されば」
「了解です」
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