第3ミッション嫁に下さい。

36/45
前へ
/338ページ
次へ
「お父さん、お母さん短い間でしたがお世話になりました。」 「もう、帰ってしまうのかい。 アケビさん、楽しかったよ。」 「お父さん、また今度、ゆっくり来ますね。」 「次は健二がアケビさんの家に行くんでしょ。 あっ、アケビさんのご両親に小倉祇園太鼓のまんじゅうを買って来たのよ。 良かったら差し上げて!」 「母さん、まだまだ先だよ。 まんじゅうなんか日持ちしないし、いつ行くとか言ってないし悪くなるよ。」 「そんなゆっくりしていたらアケビさんが逃げるわよ! ゆっくりする暇なんてないわよ!アケビさん健二を宜しくお願いしますね。」 僕は母さんから最大のプレッシャーを与えられた。 しかし、避けては通れぬ道、覚悟を決めて行くしかない。 「じゃ、良い話が出来るように頑張るよ。」 「お邪魔しました。」 さぁ、また24時間掛けて帰らなければ…… 地獄のロードだ。 その後にもアケビさんの実家と言う地獄のロードが待っている……
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加