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「アケビさん、いよいよ僕達、結婚出来るんですね！夢のようです。」
「いろいろ有ったもんね！」
「アケビさん、結婚式はどうします？」
「お金が掛かるから結婚式は辞めましょ。」
「アケビさん、ウェディングドレスとか着たくないんですか？」
「全然！面倒くさい。」
「は、はい……あっ、新居はどうしょう？」
「新居を探すのも面倒だし、カトケンさんのマンションか私のアパートでいいんじゃない⁇
やっぱり私のアパートにしようよ。
家賃も安いし、カトケンさんの車も大家さんに頼んでお貸してもらおう。
確か、大家さんの駐車場１台置けるスペースが有ったし。」
「う、うん……」
僕は一方的にアケビさんのマシンガントークに頷くだけだ。
このまま、結婚したらアケビさんの言いなりになってしまうのか……
アケビさん可愛いし我慢は出来るけど……
でも、アケビさんのオンボロアパートが新居なんてちょっと抵抗ある。
テレビだって無いのに、僕が持って来てもアケビさんは受け入れてくれるのか？
何もない部屋が好きなアケビさん。
僕の荷物と手放せない大切なフィギュアの命は……
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