第4ミッション結婚式挙げよう!

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「凄い!明美の夢だったじゃん」 「でも、そのアマチュア耐久レースって実は……」 「あっ、明美のお父さんが、亡くなったレースじゃなかった…,」 「うん……  私の夢より私達の幸せの方が大事な気がして……  レースってケガがつきものだから。  カトケンさんに心配かけるし……  それにカトケンさんもスター速井って人から芸能界デビューを持ち掛けてるのよ。」 「あのスター速井から……えっ、凄い!」 「カトケン君だったら絶対にスターになれるよ。」 「嫌、嫌、嫌、カトケンさんは私の物!絶対に嫌!」 「まぁ、式をあげないとしても私達だけでもお祝いさせてよ。  私もカトケンさんの顔をみたいし!」 「梨花にはゴリさんがいるじゃない!」 「ゴリさん……⁇」  僕は全く知る由もなかった。  時々、外人気取りのオーナーから電話での誘いが有るのは知っていたが……  それに、アケビさんのお父さんはバイク事故…… 「♪♪♪もしもし、私、スター速井ですが……」 「スター速井さん⁇⁇」 「どうしても無理ですか?  今度の耐久レース、どうしても勝ちたいんだ!  だから、君の力をどうしても借りたい。  練習は積んで貰うがレース出場は一回だけでいいんだ……お願いだ!」
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