第4ミッション結婚式挙げよう!

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 僕の事はともかく、アケビさんの念願だったバイクレースに参加させてあげたかった。  どうせ、一度きりのレース。  思う存分、僕は応援しようと思った。 「アケビさん、やっぱり忘れられなかったんですね……  アケビ、僕も応援します。  そのイケメン⁇5ってのも1日限定なんでしょ。  僕の出来る事って言えば、それくらいしか無いから、歌でアケビさんを応援します。」  僕は、アケビさんから聞いたスター速井の携帯の番号に電話した。 「も、もしもし加藤健二と申しますが……」 「誰?」 「あの、村野アケビさんの友達の……」 「アケビ⁇あーぁ、あのイケメン君だよね!君。」 「んっ……アケビさんは1日限定でレースに参加します。 そして僕は、イケメン⁇5でアケビさんを応援します。」 「おっと!同時に2匹釣り上げたぞ!」 「2匹⁇」 「あっ、すまない……時間が無いんだ!残り1か月村野君はレースの練習。  そして、君は歌と踊りの練習を頑張ってくれ!」 「ぼ、僕達は仕事が有ります!無理です。」 「空いた時間で良いんだ!時間が無い!ヨロシク!」 アケビさんはレース、僕は歌で1日だけのスター速井のしつこい誘いを了承してしまった……
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