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「ここに並んでちょうだい。
皆んな、イケメンね!私好みよ。」
どう見てもごっつい男なのに喋りはオカマだ……
「今日はダンスのレッスンよ。
まずは私が踊るからよく見ててよ!」
オカマさんは体をくねらせ踊り出した。
僕は吹き出しそうになった。
どう見てもタコ入道だ……気持ち悪い。
他のメンバーも笑ってる。
「じゃ行くわよ。」
僕達は先生に合わせ踊った。
他のメンバーの4人は徐々にタコ入道みたいに踊り出した。
僕は4人を見て、思わず吹いてしまった。
4人は僕を冷めた目で見てる。
やっぱり僕だけ仲間外れのようだ……
突然、先生が僕に怒ってきた。
「君〜!やる気あるの?全然駄目じゃない!
君だけ居残りよ。」
「えっ……」
僕は居残りで4時間も特訓された。
電話音
「♪♪♪速井さん、1人全然駄目です。4時間も 居残りさせたのに全く進歩無しです。
クビにしましょうよ。」
「いったい誰なんだ?そいつは……」
「あの中でも1番のイケメン、加藤って子よ。」
「だ、駄目だ!あいつをクビにしたら、村野までレース出ないって言ってくるぞ!」
「明日は歌のレッスンだろ!それで決めようじゃないか!」
「踊れない子って駄目よ。私にはあの子を教えるの無理、無理、無理〜!」
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