79人が本棚に入れています
本棚に追加
「カトケンさん、今日のレッスンどうだった?」
「もう行きたくないよ……アケビさん聞いて下さい。レッスンの先生、オカマなんですよ。
そして、僕だけキツい事ばかり言って僕だけ居残り……あぁ〜明日,行きたくないよ〜。
ところでアケビさんは?」
「エンジン全開で走るってたまらないわ!毎日が幸せ!」
「アケビさん、ぼ、僕もがんばるよ……」
アケビさんが頑張ってるのに僕が弱音を吐いたら駄目だ!
でも、この人どこまでバイクが好きなんだ……
ー翌日ー
「今日は、お歌のレッスンよ。
加藤君、お歌も駄目だったら、荷物をまとめて帰って良いわよ。」
「は、はい。
荷物は別に無いのでトレーニングシューズだけです。」
「えっ、……もう帰るつもり⁇」
そして1人1人課題の曲を歌い出した。
僕はそんな曲なんて聴いた事がなかった。
幸い僕が1番最後だったので、前の人のリズムで適当に歌った。
「な,何なの〜この鳥肌が立つ痺れる歌声は……
上手い、上手い上手すぎる〜」
「速井さん、あ、あ、あ、あの子、ヤバい!」
「やっぱり駄目か……」
「じゃなくて、お歌が上手過ぎ〜
どうしましょう、ダンスは何回練習しても全く駄目なのに〜
練習で収録したのを今すぐ送ります。
ビックリしますわよ〜。」
「凄い!上手い!上手すぎる!加藤をセ、センターで歌わせるんだ!」
「えーーーっセンター?ダンスは⁇⁇⁇」
「あの子はダンス無しで歌1本だ!」
最初のコメントを投稿しよう!