第4ミッション結婚式挙げよう!

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《それではアマチュアバイク耐久レース24の開催式を始めます。》  なんかアマチュアだけあってシラけた雰囲気だ。  客席もまばら。  レースは24時間、チーム8人で競うレースだ。  負傷者が出れば、人数は少なくなると1人の走る時間も長くなり1人1人の負担も増える。  なんとも過酷なレースだ。  しかし、プロへの登竜門だと言われてる。  僕達は、スター速井さんの指示でレースが最高潮になった時に歌う予定だ。  アケビさんは最後の8番目で1人滑走時間は20分だから当分回って来ない。  僕はアケビさんだけ応援したい!  何故、スター速井が走ってるのを僕は応援しなくてはいけないんだ。  しかし、アケビさんのお父さんが亡くなった過酷なレース、アケビさん無理をしなければいいが……  遠くでスター速井チームが円陣を作り肩を組み合っていた。 「駄目〜アケビさんに触るなー!」  周りは僕の方を一斉に振り向いた…… 「す、すみません。」  でも、アケビさん凄く赤と白のレザースーツが似合ってる。
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