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スター速井チームは快調に飛ばしたが突然、コーナーで転倒した。
そして次々と抜かれ、レーサーは負傷した。
慌てて選手を交代してレースは進んだが残り7名で戦わなければならない。
現在20番中、18位に一気に下がった。
追い上げる事なく、スター速井に交代した。
スター速井が走れば、さすがに少ない観客も大声援が飛んだ。
気分を良くしたスター速井はどんどん順位を上げる。
しかし、様子が変だ。
どうもエンジントラブルみたいだ……
スター速井は慌ててバイクから逃げた。
なんか情け無い姿だった……
幸いアケビさんと変わる寸前だったのでアケビに直ぐにチェンジする事が出来た。
さぁ、アケビさんの番だ。
僕の心臓もバクバクしてる。
遠くから見るアケビさんの姿は僕には凄く輝いてみえた。
「アケビさ〜ん頑張れ！」
僕達は一斉にステージに上がり歌い出した。
「カトケンさん。私頑張る！」
しかし、アケビさんでもなかなかトップとの距離は縮まらない。
でも、耐久レースは始まったばかりだ。
しかし、1人負傷でスター速井のバイクは動かないから、スター速井チームは６人で戦う事になった。
現在、スター速井チームは８位だ……
僕達は必死に歌った。
ステージに集まった人達は、手拍子も無く唖然と僕達のコンサートを聞いている……
シラけムードなんだろうか僕はこの場合から逃げ出したくなった……
《♪♪♪君のハートを鷲掴み Baby Baby oh Baby♪♪♪》
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