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「凄い再生回数よ！」
《このイケメンだれ？》
《それに透き通る歌は神の声だ！》
《歌も上手いし、顔もカッコいい〜！》
「これ、加藤君だよね！SNSで凄い反響よ。」
「こ、これ、僕じゃないです……」
僕は恥ずかしさのあまり、走って会社に戻った。
しかし、すでに会社でも情報が広まっていた。
「カトケン君、こ、これ歌っているのは君だよね……」
「す、す、すみません！僕です。
会社に内緒で、ぼ、僕は歌のレッスンを受けてレース会場で歌いました。
会社でのアルバイト禁止は知っていましたが、ついつい……」
「カトケン君、やってしまったね……会社の懲罰会議でカトケン君の処分が明日決まる。
結婚どころが会社もクビになるかも知れないぞ……
本当に馬鹿な事をしてくれたもんだ…」
えーーーーーっ、クビだなんて……
僕はこの先、アケビさんと結婚が待っているのに……
あっ、そうだ！
僕は芸能界入りしたら良いんだ！
帰ってアケビさんに報告しよう！
僕は、明日から有名人♪♪♪
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