第4ミッション結婚式挙げよう!

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「アケビさん、昨日はごめんなさい。」 「あっ、カトケンさん……昨日は私の方こそ……  実は私も悩んでいたの……  あの時、カトケンさんが楽しそうにイケメン5に入ろうなんて言うから、ちょっとイラッとして……」 「アケビさんも何か有ったの?」 「うん、メーカーから声が掛かってプロのバイクレーサーにならないかって話が来たの……」 「えーーーーっ、アケビさんがプロのレーサー⁇⁇  アケビさんはどうするの?」 「もちろん、断ったよ。  だのにカトケンさんが楽しそうに芸能界に入るって言うから……」 「な、何でアケビさん、夢を追いかけないの?」 「何でって???   私、ただバイクでレース場を走りたいだけだもん。  スター速井さん、いつだって空いてる時はコースを走りに来て良いって言ってくれたし、それだけで十分だよ。」  この人は自分のステータスなんて全く考えてないんだ……  ただただ、バイクが好きなだけなんだ… 「アケビさん、僕も芸能界には行かない!  僕ね、何故か部長に昇進しちゃった。」 「えーーーーっ、カトケンさんが部長?  凄い!ちゃんと見てくれてる人は見てるんだね!」 「いやっ、……ただ、僕は宣伝で利用されるだけだよ……」 「でも、カトケンさん。  部長昇進おめでとう!」
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