第4ミッション結婚式挙げよう!

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 僕は知らず知らずに、どんどん有名になっているみたいだ。  会社の外でも、僕を待つ若い女性達で溢れている。  だから、結婚するまで僕とアケビさんは半同棲生活を辞めた。  毎日の楽しみはアケビさんとの電話の遣り取り。 「アケビさん……ごめんね、早く逢いたいよ〜 僕がちょっと有名になったばっかりに……」 「カトケンさん、そんなに有名になってるの⁇⁇」 「だって、TVを付けたら毎日のように謎のイケメン歌ウマ会社員現る。」って話題になってるんだよ。 「えっ、そうなんだ……」  アケビさん、TVや雑誌を見ないから社会に取り残されている…… 「カトケンさん、ところで結婚式は1週間後だよ。  そろそろ、私達も準備を始めなくちゃ……あぁ〜面倒くさい!」  アケビさんのウェディングドレスとても綺麗なんだろうなあ…… 「あっ、明日、仕事お休みでしょ?  お母さんから電話が有って明日、カトケンさんのタキシードと私のウェディングドレスを貸衣装店に見に行かないかって……すっかり忘れていたね。」 「あっ、そうだった……」  僕はすっかり忘れていた。  後、1週間で僕とアケビさんは結婚するんだった。  僕の親にも早く連絡しなければ……  あぁ〜やる事が山ほど有る。  明日の休みは衣装選び、月曜日からイケメン5との化粧品のCM撮影、部長なんかになるんじゃなかった……
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