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「加藤君、お願いだ！
どうしても君の力が必要だ！
俺が初めてプロデュースするアイドルグループだ。
失敗は許されないんだ！
頼む！イケメン4に入って、イケメン5にしてくれ！」
「致しません……
お箸、有りますか？サイコロステーキ食べにくいです。」
「おい！アホシェフ、気が利かない店だな！
箸だよ！箸、早く持ってこい！アホ！」
「アイアイサー！」
「加藤君、お願いだ！頼む！」
「致しません！」
「この肉、中が焼けてないです……」
「おい！アホシェフ！加藤君が腹でも壊したらどうするんだ！直ぐに焼き直して来い！アホシェフ！」
「アイアイサー！」
「ところで僕、来週に村野さんと結婚を予定してるんで芸能界なんて無理です。」
「な、な、な、な、何だって……あの村野ちゃんと結婚⁇⁇⁇
アイドルが結婚となると大変だぁーーー！」
「あのぉ……僕はアイドルなんかじゃ有りません。ただの会社員です。」
「構わん！それでも、イケメン5のメンバーとして入って下さい。
お願いします。」
「致しません！」
「お肉焼き直しました……」
「すみません……さっきからサラダ食べてたからお腹いっぱいになりました。
帰ったら、久しぶりにアケビさんと夕食する事を思い出しました。
ご馳走でした。」
「加藤君君、待って〜〜〜！」
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