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ヘリコプターの上から教会が見えてきた。
教会には凄い人集りだ。
「カトケンさん、どう言う事?」
「どうも、僕達は有名人になったみたい……」
下を見ると僕の名前が書いた応援幕だけじゃない。
アケビさんの応援幕まで……
野郎どもが【僕らのアイドルレーサー明美ちゃん♡】と書かれた応援幕を持って手を振ってる。
警備員に守られて、僕達はヘリコプターで教会に降りる事が出来た。
「おめでとう!」
「幸せになってね!」
それにしても凄い声援だ…
僕達は、おっかなびっくり、小さく手を振った……
教会かワラビお母さんとツクシさんが僕達の元に駆け寄って来た。
「明美、健二さん、どうなってるの?」
「噂では聞いたがこんな状況になるなんて……」
「すみません。僕も、ま、全く理解出来なくて……
何処でツクシさん、ヘリコプターの警察官から聞いたんですが、ツクシさんって警視長なんですか?」
「は、はい!
お陰様で健二君を無事にヘリコプターで連れする来る事が出来ました。」
えっ……本当は偉い人なんだ……
「ほら、あそこを見て下さい。」
部下が私達にラッパで祝福してます。
《パッパラパァ〜〜♪》
「お母さん、もう始まるんでしょ、中に入らないと!」
「そ、そうだね!」
僕達、4人は野次馬を避けるように教会に入って行った。
「何だ?あのおじさんとおばさん?」
「おばさんなのにウエディングドレスなんて着てるぞ!」
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