第4ミッション結婚式挙げよう!

39/41
前へ
/338ページ
次へ
「ぼ、ぼ、ぼ、僕はアケビさんを泣かせる事はさせません。  僕も絶対、アケビさんを幸せにします。  だ、だ、だから皆さんも僕達をそっと見守って下さい。」  僕は外に出て、沢山の人に頭を下げた…… 「幸せになってね〜!」 「私達、陰ながら2人を応援するね!」  皆んな、ぞろぞろと帰って行った。  そして僕は神父の元に戻った。 「アケビさん、僕は、もう、人前に出ない。  ずっとアケビさんだけを見ていたいんだ。  だから、だから、僕はアケビを守り続けます。」 「えっと……指輪交換ですが、今回は無いって事で……」 「神父さん、ちょっと待って!」 ツクシさんは、神父さんに叫んだ。 「あ、有ります!指輪交換じゃ有りませんけど、私と健二君とでネックレスを作りました!」 「僕とツクシさんは2人で話し合って、僕とアケビさんの思い出の海で取った貝殻を2人で加工して作ったんです。」  アケビさんもビックリしている。 「カトケンさんも一緒に作ったの?」 「うん、貝殻は僕とアケビさんが初めて行った時に集めた貝殻だよ。  仕事の合間をみて少しずつ作ってたんだ……  前、アケビさんは婚約指輪、ボルトのナットで作ったでしょ。  今度は、僕が作る番。  ツクシさんと電話で話し合って考えたんだ。 受け取ってくれる?」 「もちろんよ。  カトケンさん、掛けてくれますか?」
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加