第5ミッション 子供を作ろう。

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 僕とアケビさんは契約した。  僕は気乗りはしなかったが……だって、掘りごたつで白骨死体が発見された家だなんて……  それに、五右衛門風呂なんて全く意味が分からない。  それにお風呂を,薪で焚くなんてこんな時代に考えられない。  こんなんじゃ、アケビさんの住んでいたアパートの方がよっぽどマシだ。 「カトケンさん、楽しい新婚生活が始まるね!」 「すみません……いつから入居して良いんですか?」 「明日からでも構いません。 加藤夫妻も万福村を私達と一緒に盛り上げて行きましょう。」  僕達は誰にも見つからない様に、夜中に少しずつ荷物を古民家に運んだ。  と、言っても荷物なんてほとんど無い。  少しの家具に冷蔵庫、それに小さな僕のテレビ。  あっ、僕のプレステとフィギュアも有るんだ!  1つの楽しみはダブルベットを購入して古民家に届けてくれるのが待ち遠しいんだぁ〜  アケビさんと一緒に寝れる!  僕は、なんて幸せなんだ。  僕とアケビさんはお世話になった大家さんに別れを告げた? 「おじさん、お世話になりました。」 「明美ちゃん、元気でな!イケメン君、明美ちゃんを幸せにするんだぞ!」 「は、はい。分かってます。 おじさんも、お体に気をつけて下さい。」
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