79人が本棚に入れています
本棚に追加
「えっ、お母さんと筑紫さんがこの村に移住するって……」
「さっき、良い古民家が見つかったって僕の所に来て、帰って行ったよ。」
「何処に住むんだろう……⁇⁇」
「それがね助六さんの隣の古民家に決めたんだって!」
「そんなの隣の隣の古民家だよ。」
「まぁ、隣の隣って言っても歩いて10分は離れているからね……」
「何か、ちょくちょくお母さんが来そうで嫌だなぁ……」
「でも、自分の親でしょ。」
「世話焼きだから嫌なのよ。」
『あんたの親かい?危うく2人を呪う所だったわい。
しかし、助六の隣の屏助も死んじまったのかい……
あの性格だから成仏してないで住み着いているんじゃろうの〜
今度、顔でも見に行ってみるかいな!』
「カトケンさん、さっきから独り言が多すぎ!」
「僕は独り言なんて言ってないよ。
アケビさんだって独り言を言ってるよ。」
「えっ……ほんと⁇気をつけます。」
「でも、この家、ネズミが沢山いるみたい……」
「今度、僕がネズミ駆除します。」
『ワシはネズミかいな……』
最初のコメントを投稿しよう!