第5ミッション 子供を作ろう。

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「アケビさん、美肌化粧品とプロ契約してきたんですか?」 「うん。でも、CM撮影は断ったよ。」 「何ですか?CM撮影って!」  「よく分からないけど、イケメン4との共演みたいだった。  でもね、私、カトケンさんが勤めてた会社、少しはお手伝いしたいの……  確かに良い化粧品だし、あれほどカトケンさん、化粧品について凄い情熱持ってたし……」  僕が情熱……確かにあの時は熱くなってたかも知れない。」 「そう言えば、ワラビお母さんとツクシさんが明日が引っ越しだそうです。」 「私も当分休みだから、お手伝いに行こうかな!」 「ツクシさん、こんなド田舎で喫茶店を開こうって言ってました。  長年の夢だって……僕は止めたんですがね!」 「でも、カトケンさん、何事もやってみないと分からないよ。  チャレンジする事って大事だと思う。」 「……。」  そう言えば、僕はアケビさんと知り合って沢山の事を学んだ。  はちゃめちゃな所は有るけど僕はアケビさんに沢山の夢と希望を貰った。  チャレンジする事の大事さ、だから僕は少しずつでも変われたんだ。 「アケビさん、パン作り得意だったよね。  ぼ、僕にパン作りを教えて下さい。」 「カトケンさん……パン作り覚えてどうするんですか?」 「ぼ、僕もパン屋でも開こうかな……」 「カトケンさん、そんなに甘いもんじゃないよ……お店を持つって!」 「えっ……だって、さっきアケビさん、チャレンジは大事だって!」 「だって、カトケンさん……  先が見えてるもん……  それに私が作ったパンでも、素人だから人様には出せられないよ。  そんな甘い世界じゃないんだから……」 「ぼ、僕は可能性を探してるんだ!アケビさん、教えて下さい。」 「わ、わ、分かったわ……  でも、私の知ってるパン作りは簡単な基礎だけだよ。  それでも良かったら教えるけど厳しいわよ。  カトケンさん耐えれる……」
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