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美肌化粧品株式会社、社長室
「わざわざ、忙しいのに我が社へ….…と言っても、明美さんは、我が社の専属契約だから社員同然だからね!
明美さん、凄いじゃないですか?」
「そんな事ないです。
今日はどうしたんですか?
スター速井さんまで、いらっしゃって……」
「明美ちゃん、久しぶり!
まさか、プロでいきなり連戦連勝、いきなり若手のホープ誕生って話題になってるじゃないか!
さすが、私の見つけた金の卵だよ。」
「でも、今度の女子国内ロードレースはレベルが違い過ぎます。
参加出来ただけでも……」
「何処で合田社長と話し合ったんだが、今度の女子国内ロードレースにイケメン4が明美ちゃんに全面バックアップで応援したいんだ。
あの、アマチュアレースの時のように、君のハートを鷲掴みを熱唱させたいんだ。」
「えっ、イケメン4って、まだ、あの曲を歌ってたんですか?」
「あの曲しか売れないんだよ。
ところで、加藤君は元気かね……」
「今、パン作りの修行に行ってます。」
「なんだと……俺の会社を勝手に辞めやがって、パン作りだと恩知らずが!」
「合田社長、今は明美ちゃんが居るじゃないですか?」
「あぁ、ところで明美さんに相談なんだが美肌化粧品を持って今度の女子国内ロードレースの記者会見に出てくれないか?」
「もちろん、バックにはイケメン4を用意しますよ。」
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