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「おじいちゃん、久しぶり!」
「おっ、典子じゃないか?元気だったか?」
「うん。」
服部典子(高校2年生)
「おじいちゃん、部屋が綺麗……
いつも、私とお母さんが片付けに来てるのに何で⁇⁇」
「ワシに弟子が出来たんじゃ!紹介するよ。
健二、ちょっと手を休めてこっちに来なさい。」
「は、はい。こちら様は⁇」
「ワシの孫娘じゃ、可愛いじゃろうが!」
「は、初めまして、加藤健二です。」
「あっ……あ、あのイケメン5の人だ……
私、イケメン5の大ファン。
特に……」
「どうした⁇典子、顔が急に真っ赤になって……
コイツ、有名人なのか⁇」
「おじいちゃん知らないの?美肌化粧品のCMに出て、君のハートを鷲掴みって歌を歌ってる人だよ。」
「そんな若い奴の顔なんて分からんわい。」
「おじいちゃん、私、冬休みだからおじいちゃんの家に当分泊まるね!
か、か、加藤さんヨロシクお願いします。」
僕は何か嫌な予感がしてならない……
「加藤健二だよね!
これからカトケンさんて呼んで良いかなぁ?…」
「は、はい。よくカトケンって呼ばれてます。
僕の妻からも……」
「えっ、カトケンさんって結婚してるの?」
「はい。」
「そ、そんなの関係ない……略奪愛よ!」
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