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サーキット練習場に懐かしい姿が……
「梨花、梨花じゃん、久しぶり！狩野さんと上手くやってる？」
「明美、ゴメンね！忙しい時に練習見に来て……」
「全然、大丈夫！」
「明美が連絡くれないからよ！
私の知らない間にカトケン君と結婚したり、カトケン君がいきなりCMに出たり、明美は明美でプロバイクレーサー……
もう、貴方達2人は私達の手の届かない所に行ったみたい！」
「ごめんね！いろいろ有って…連絡しようと思ったんだけどね……ほんとゴメン。」
「いいよ。別に気を使わなくて！私達はずっと友達なんだから！」
「うん！ありがとう。」
「ところで明日、女子国内ロードレースでしょ、こんなに忙しい時に話し掛けてゴメンね……
明日は専門学校の友達皆んな来るみたいだよ！
明美は私達のヒーローだよ。
あっ、さっき売店で買ったよ。
明美のフィギュア。
ほらっ……」
「これ、私⁇⁇」
「あっ、何でカトケン君のフィギュアまで有ったよ。」
「えっカトケンさんのフィギュアまで⁇⁇」
「明美もカトケン君も知らなかったの？」
「うん……何も聞かされてないよ。」
「これって無許可販売じゃん！」
「梨花、カトケンさんのフィギュアまだ、有った？」
「どうだろう？残り2体だけだった……
イケメン4のメンバーだったら沢山売れ残ってたけどね！」
「じゃ、もう無いじゃん……」
「心配ご無用！私がカトケン君のフィギュア2体買ったよ。
１つ明美にあげる。
絶対、レアなフィギュアになると思って2体買ったのになぁ……」
「もう！梨花ったら、ありがとう！」
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