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「ア、アケビさん………アケビさんが転んだ……
アケビさんーーーー!」
《♪♪♪君のハートを鷲掴み Baby Baby oh ♪♪♪》
「イ、イケメン4……う、歌ってる場合じゃないよ!
アケビさんが、こ、転けたんだよ!
か、壁に激突するーーー!ア、アケビさーーん………」
「あっ、おっさんじゃないか!元気だった⁇⁇
えっ、明美さんが転けたの⁇⁇」
『屏助、助けるんじゃ〜〜』
『トメさん、間に合わーーーん!』
『あの娘が壁に激突するぞ〜〜〜』
『あっ、トメさーん……バイクがあの娘にーーー……』
『間に合わ〜〜〜ん……』
『あっ………あの娘、激突寸前に誰かから持ち上げられたぞ……屏助⁇⁇』
『あの娘を助けたおっさんは誰じゃ、トメさん?』
『屏助、娘を助けたおっさんがこっちに来る!』
『わっ〜気持ち悪い!傷だらけの幽霊じゃ〜〜〜』
『初めてまして!私、明美の父のマサルです。
娘がお世話になっております。
皆さんの事はご存知ですよ。
羨ましいです。
そのお年で一緒になるなんて、いつも、ラブラブて羨ましいです……』
『もしかして、ワシら、このおっさんから覗かれていたのか?トメさん……』
『あ、あんた、あの娘の父ちゃんかい?』
『は、はい。』
『そ、そんな事より、娘さんは……⁇』
『大丈夫ですよ。
私がガッツリ、ガードをしましたんで!』
『そんなんじゃないんじゃ……
あの娘のお腹には赤ちゃんが居るんじゃ〜〜〜』
『何ですってーーー!私の初孫ーーー!』
『大丈夫でしゅうか?加藤明美選手、転倒しましたが壁に激突寸前に急に宙に浮き、立ち上がりました!
何と言う運動神経なんでしょうか!これは奇跡です。』
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