【第6ミッション僕達の赤ちゃん誕生!】

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 大繁盛は長く続かなかった。  ネットでは… 【健二さんに逢えて最高!】 【明美さん、カッコいい!】 【パンの味?凄く美味しいよ。 石窯で焼いた食パンって最高!でも少し高いなぁ……】 【私も、あの2人に逢いに森の恵みに行こうと思う!】 【初日に行ったけど、イケメン4の一馬の歌が、うるさかった!】 【美味しかったけど、もう良いかなって感じ。】 「カトケンさん、助六さんの田んぼ、麦畑だよね、助六の麦で小麦粉を作ったらどうだろう……」 「うん……でも最近、助六さんノイローゼみたいだし、今年は麦の種まきはしてないみたいだよ……」 「じゃ、駄目かぁ……」  僕の作ったパンに自信を持ってる。  今、お客の入りが悪くなったけど、そんなに忙しくないし自分の生活に満足している。  何故、アケビさんはそこまで食パンに追及するんだろう…… 「アケビさんは、ゆっくりしててよ。 後は大丈夫だから!  それより、お腹の赤ちゃん、音を聞かせて!」 「うん!どうぞ!でも、まだ、3ヶ月だし分からないと思うよ。」 「でも、聞きたい!アケビさん、お願い!」 「良いよ。どうぞ!」 「ぐぅ〜」 「あっ、音がした!」 「ごめん……お腹が空いて音がなっちゃった……」 「えっ……」 「カトケンさんの作った食パン食べましょ♪」 『屏介……助六の奴、最近元気ないの〜どうしたんじゃ……』 『分からん……』 『あの娘のオヤジがちょっかい出してるんじゃないか?』 『わ、私が?してませんよ。』 『そう言えば、助六の田んぼの地下20メートル掘ったら、湧水が出るって噂が有ったぞ!』 『ワシもその噂、聞いた!』 『そうなんですか?じゃ、助六さんに知らせましょうよ。』 『そんな事をしたら余計にノイローゼが悪化するぞ!』 『ワシら年寄りじゃ、お前、掘れ!』 『私が20メートルも掘るんですか?』 『頑張れ!婿と娘の為じゃ!』
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