【第6ミッション僕達の赤ちゃん誕生!】

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ー美肌化粧品会社ー 「スター速井さん、いったいどうなってるの?」 「それが、全く、イケメン4の一馬からの連絡が無くって……こっちから電話を掛けても出ないんです。」 「もしかして、作戦がバレたんじゃ……」 「……。」 「父ちゃん、いよいよ種まきだね!」 「一馬、さぁ、始めるか?  健二君も手伝いに来てくれてありがとう。」  僕達は広い麦畑を3日掛けて種まきをした。 「父ちゃん、終わったな!」 「ありがとう!一馬、そして健二君。  7月の初め頃には収穫が出来ると思うよ。」 「ところで一馬君、スター速井さんの所に行かなくっていいの?」 「………オレ、ここで生活する!助六父ちゃんと……」 「一馬君、僕、スター速井さんと合田社長に逢いに行くよ……  ずっと、僕は逃げていた気がするんだ…  僕は美肌化粧品で働いていてあの会社にもお世話になった。  そしてスター速井さんが現れてから僕の人生は変わったけど僕とアケビさんに夢を与えてくれた人。  明日でも美肌化粧品に僕は行くから一馬君も一緒に行こうよ。  その後は僕が責任を取るから……」  僕と一馬君は翌日、美肌化粧品に向かった。 ー美肌化粧品会社ー 「か、加藤健二さんが来られました。」 そこには、合田社長、スター速井さん、そして沢山の重役が僕を待っていた。 「僕に次の新曲、お馬鹿なあいつに一目惚れを歌わせて下さい。  でも、CM撮影一回きりです。  1つだけ、条件を聞いてくれませんか?  一馬を自由にしてください。」  スター速井さんは僕に抱きついて来た。 「分かった!一回きりの、イケメン5の復活か……」  合田社長も重役達も涙を流している。 「勝手に仕事を辞めてごめんなさい。  僕の出来る事はこれくらいです。  僕を育ててくれた美肌化粧品は僕の人生に取っても凄く、プラスになった場所です。  戻る事は有りませんが、少しでも恩返しをさせて下さい。」 「あ、ありがとう……」  そして、美肌化粧品のCM、お馬鹿なあいつに一目惚れのレコーディングが行われた。
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