【第6ミッション僕達の赤ちゃん誕生!】

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「おじさん、おばさん遊びに来たよ。」  また僕達の家に子供達の明るい声が戻って来た。 「明美さん、又、うちの子を預けても構わないかなぁ……何か有ったら私達、皆んなが守ってあげるからね!」 「は、はい。ありがとうございます。  いつでも預けて下さい。」 「カトケンさん、良かったね!子供達の声が戻って来て!」 「健二君、居るかい?」 「あっ、今度はおじさんの声だ……あっ師匠だ。  お久しぶりです。」 「お久しぶりじゃないよ!  健二君、道の駅で食パン100円で出してるだろ!  お陰でワシの400円の食パンが全く売れないよ。  まぁ、一口食べたら誰だって味の違いは分かるけどな!  でも、弟子の分際で営業妨害は辞めてくれよな! 「ごめんなさい……」  仕方なく、道の駅では食パンを400円で売った。  その後、道の駅では食パンはほとんど売れなくなった。 「アケビさん、やっぱり海外の小麦粉だったら、師匠の食パンには敵わないよ。」 「また、国内の小麦粉に変えてみる?」 「そんな事をしたら、子供達に無料でパン出せないよ。」 「困ったなぁ……早く、助六さんの麦で食パンを作りたいね……」 「そうだね……」 「カトケンさん、さっき銀行に行ったんだけどカトケンさんの通帳、間違った金額が入っていたよ。」 「えっ、見せて、1・10・100・1000・10000……2億⁇⁇⁇……何、これ⁇」 「私の通知も6000万も入っていた……  カトケンさん私から美肌化粧品会社に電話を入れるね……  あっ、スター速井事務所からもカトケンさんの通帳に2億入ってる。」 「えっ……」  それは、間違いでは無かった。  本当にこんな大金を受け取って良いのだろうか? 「これで国内の小麦粉が買えるね!」  美肌化粧品はCMで売り上げ倍増でスター速井事務所はオリコン10週連続1位で、お馬鹿なアイツに一目惚れが爆発的ヒットだそうだ。  しかし、イケメン3は解散。  一馬君は助六の養子になった。
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