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「アケビさん、助六さんの家にムサシ君まで居候になってるそうだよ。
そしてムサシ君も仕事が決まるまで僕のパン屋で働きたいって……」
「カトケンさん、今は猫の手だって借りたいくらいでしょ。」
「そうだけど一馬君だけでも大変なのにムサシ君が加わったらきっと猫の方が働いてくれると思うよ。」
「でも、一馬君アホだけどパンの生地、カトケンさんが良いよって言うまで何時間でもこねてるよ。」
「その点、真面目かも知れないね……
取り敢えず、ムサシ君も雇ってみようか……ちょっと心配だけど……」
「一馬、この馬小屋最高だね!
この藁葺きベット、ちょっと前まで誰か居たみたいな暖かさが残っているよ。」
「そうだろ!オレ、実はあの部屋、静か過ぎて気持ち悪かったんだ。
ちょっと前まで猫やネズミが居たみたいだったのに急に静かになったんだ!」
「俺もここでずっと生活したいなぁ……」
「あっ、そう言えば、師匠に頼んだよ。
ムサシがパン屋で働きたいって……」
「師匠ってカトケンさんか?」
「俺、働くの嫌だなぁ……」
「働いたら、明姉さんのオッパイ見れるかもよ。」
「本当かぁ!明日から俺、働く!」
「でも、師匠が認めてくれるかなぁ……⁇」
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