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「一馬、今度の夏祭りイケメンメンバーが集結してもカトケンさんが歌ったら、俺達またカトケンさんの付録だよな……」
「ムサシ君は作詞、作曲してるから、もう付録じゃないよ。
それに最近の本って付録で買う奴もいるんだぞ!」
「一馬いい事言うな!……ただのアホと思ってたんだけど。」
「……。」
「ところで、俺と一馬でデュエットを組まないか⁇」
「俺、いい曲書いたんだ!見てくれよ。
この曲は、俺達しか歌えない曲なんだ。」
「なんだ?オレ達の曲だって⁇見せて……」
【馬小屋から出発】
「何だ?この曲、変なの⁇」
「ちょっと歌ってみるよ。一馬、聞いてて!」
《夢を忘れてた俺達2人が毎晩語り合った場所、そこは馬小屋♪♪♪天井から見える星♪♪♪俺達は手を伸ばし捕まえようと誓ったあの日♪♪♪》
「ムサシ、すげ〜よ!
最高に良い曲だよ!これ、いつ歌うんだ?」
「夏祭りの2曲目に歌うんだ。
もちろん、俺と一馬のデュエットで……」
「オレ、忘れかけていた。
もう一度、自分達の手で星を掴みたい」
「一馬、やってみるか?」
「もちろん」
一馬君もムサシ君も自分達の未来に向かい、少しずつ歩み出しているみたいだ。
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