第7ミッション        僕、イクメンになります。

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 僕達は警備員に守られて万福神社へと辿り着いた。 「あっ、一馬君とムサシ君だよ!アケビさん」 「早いね!もう来てたの?」 「明姉さん、待ってたよ!明姉さんの勇姿、オレ、この目に焼き付けるからね!」 「俺の憧れの明姉さん、俺達も応援します! あっ、隆一と海斗も来た!」 「皆んな元気だった?」 「あっ、カトケンさん、元気?」 「隆一君も海斗君も元気だった?」 「俺達は元気さ!」 「これで皆んな揃ったね。  本当に夏祭りのカラオケ大会で歌うの?」 「そのために俺達、集まったんだぞ!」 「あっ、またタメ口だ……」 「あぁ……悪りぃ、それより明姉さんの喧嘩神輿が6時から有るんだろう!」 「明姉さん、俺達が歩夢ちゃんと歩美ちゃんを見とくから安心して喧嘩神輿に出て暴れまくって下さい!」 「僕にはタメ口でアケビさんには敬語なの?君達……」 「だって、カトケンさん、人間のスケールが違うよ。」 「………。」 「じゃ、そろそろ行って来るね!  歩美と歩夢、海斗君と隆一君にお願いしようかな?」 「アケビさん、コイツらに任せられないよ! 僕が見るよ。」 「パパ嫌っ〜」 「ママ〜いい〜」 「お兄ちゃんが抱っこしてあげるよ!」 「あっ、隆一君と海斗君が抱っこしたら泣き止んだ……」 「明姉さ〜ん!頑張って!」 「アケビさん、ケガだけはしないでよね……」 「じゃ、皆んなよろしく!  だんだん体が熱くなってきたぞ!気合いだ!」  あっ、また違うアケビさんが現れてきてる……
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