第7ミッション        僕、イクメンになります。

28/98
前へ
/338ページ
次へ
 そこに現れたのはスター速井だった。 「君達を又、契約したい!  素晴らしかったよ!最高の歌声だった!  もう一度、僕の事務所に入ってくれ!  俺が絶対、君達をスターにするから……」  2人はステージで悩んだ。  そして、ムサシ君がスター速井に頭を下げた。 「本当かい?来てくれるのか?ありがとう!」  スター速井は飛び跳ねて喜んでる。 「ムサシ……いいのか?お前を捨てた奴だぞ!」 「でも、俺はスター速井さんにお世話になった。  そして又、一馬と2人で歌を歌いたいんだ!」 「スター速井さん、僕達を万福村のご当地アイドルって事で契約して下さい。」 「ご当地アイドル?」 「わ、分かった!」 「ムサシ、これからも一緒に馬小屋で生活しようよ!そして万福村のために!」  そして万福村の夏祭りは賑やかに幕を閉じた。 「アケビさん最高の夏祭りだったね!  アケビさん……カッコよかったよ。喧嘩神輿、又、来年も出るの?」 「もちろん、歩美と歩夢が大きくなるまでずっと!出まくるよ。」  なんと言う事だ……… 「カトケンさんも歌カッコよかったよ!歩美と歩夢が大喜びだったんだよ。  来年も歌ってね!  もうツクシさんと師匠の夜店は閉まってるね……  あっ、まだ開いてる夜店があるよ!……綿菓子買わない?」 「歩美も歩夢も食べれるかなぁ……」  翌日、ムサシと一馬のデュオの映像が流れて2人は時の人になっていた。   ー数日後ー 「アケビさん、やっぱり2人が居ないと仕事が大変だよ。」 「誰か新しい人、雇わないとね……」 「あの2人、TVに出っ放しみたいだよ。  それに万福村ローカル番組まで立ち上げたそうだよ。」 「一気にブレークだよね!」
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加