79人が本棚に入れています
本棚に追加
今では、僕より一馬君とムサシ君の人気で万福村が活気付いていた。
2人はUMAGOYAと言うバンド名で全国的に有名になり、万福村の自然や特産物を紹介したり万福村に多くの人が移住していた。
ー役場内での部長と係長の話ー
「大変です!部長、もう全ての古民家が無くなりました。」
「しかし、朝から移住を求めて多くの人が沢山いるぞ!」
「夏祭りのUMAGOYAと加藤さんのカラオケ大会が全国に流れて大変な騒ぎだ!」
「しかし、UMAGOYAの宣伝効果は凄いです。
あんなに万福村を宣伝してくれて、万福村ローカルTVまで作って、今では日本で1番住みたい田舎ナンバー1になりました。」
「村長は山を崩して宅地にして万福村ニュータウンを考えているそうだぞ!」
「そんな事したら村の自然が破壊されますよ。」
「そんな事より万福村に溢れんばかりの人が移住してくれる方が万福村が豊かになって村は繁栄する!」
村長は強引に計画を進めた。
「村民に後は理解を求めるだけだ!」
「アケビさん、UMAGOYAは凄いよ。
僕は有名になる事を恐れて、万福村のために何一つ貢献出来なかった。
それなのに一馬君とムサシ君は万福村を盛り上げようと頑張ってる。
UMAGOYAは凄いよ……」
「カトケンさんだって頑張ってるよ。
あっ……噂で聞いたけど万福山を削って巨大ニュータウンを計画してるそうよ。」
「えっ……山を削ったら自然は破壊されるし動物達も食料を求めて村に降りてくるよ。
絶対に反対しなくっちゃ……」
最初のコメントを投稿しよう!