第7ミッション        僕、イクメンになります。

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 しかし、大親友でもあるコンビのムサシにも相談出来ずにいた。  俺が村長になったら芸能活動をどうしょう⁇⁇  オレ、もっとチヤホヤされたいし……  いやっ、オレは万福村が好きなんだ!  でも、やっぱり、取り下げようかな?チヤホヤされたいし……  いやっ、村長にやっぱり立候補する!  そして一馬は立候補に名乗りを上げる事を決めた。  でも、一馬は皆んなが納得するアホである。  村長の仕事なんて出来るはずがない。  また、村長選挙で一馬を選ぶ村民がいたら、その人達もアホである。  でも、選挙選びは人気や知名度が大事だ。  今や一馬とムサシのうまごやの曲は3週続けてオリコン1位だ。   ースター速井事務所ー 「凄いじゃないか!  馬小屋からの出発、いきなりの大ヒットだな!  俺が少し手を加えていたら、もっとヒットしてたがな!アッハハッ  これからはうまごやは万福村のご当地アイドルを卒業して世界に羽ばたいて欲しいんだ!」  一馬は泣き出した。 「嫌だ!オレの村を捨てられない!オレは万福村の村長になるんだ!」 「そんちょ〜う⁇⁇」 「そんちょ〜う⁇⁇」 スター速井もムサシも唖然とした。 「一馬、本当に村長になるのか?俺達、うまごやの活動はどうするんだ?」 「もちろん、うまごやの活動も続けるよ。 そして村長もするんだぁ〜オレ!」 「一馬、芸能界を舐めてるのか?」 「スター速井さん、芸能界を舐めてないよ。大丈夫!」 「一馬、万福村の村長を舐めているのか?」 「ムサシ、村長舐めてないよ。オレ、大丈夫!」 「……。」 「……。」
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