第7ミッション        僕、イクメンになります。

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「そんなうまい話があるの?  これからはグローバルな時代がやって来るもんね!  早いうちに英語が喋ったら、歩美と歩夢は世界に羽ばたく事が出来るかも!」 「えっ、アケビさん歩美と歩夢を世界に羽ばたかせる考えなの?」 「当たり前でしょ!子供には可能性が沢山あるんだよ。  カトケンさんだってパン作りの天才だし、歌だって凄いし、私は世界No.1のレーサーになるの!何歳になっても可能性は有るんだよ。  歩美と歩夢だって沢山の可能性があるはず!  カトケンさん、今日でも、その外国人の所に行ってみようよ。」 「それが、名刺も電話番号も聞いて無いんだ……」 「えっ、なんで⁇」 「そ、そ、それが僕にとって初めての外国の人だったから逃げて帰ったんだ……」 「でも、日本語喋ってたんでしょ。」 「うん、片言だったけど……怖かった。」 《♪♪♪ピンポ〜ン》 「あれ、お客さんかな?」 「僕が、行ってくるよ わぁ……ア、ア、アケビさん、さっき見た外国人が来たぁ〜アケビさん、早く来て〜」 「初めてまして!」 「マタ、キチャッタ!ニホンノイエ、イイデスネ!」 「どうぞ、上がって下さい。」 「アケビさん、知らない人を家に上げるんですか?」 「大丈夫だよ。カトケンさん。」 「オジャマシマス。」 「あっ、この人達、靴のまま上がってる……」 「カトケン、いいの!いいの!これからはグローバルの時代だよ。」
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