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スター速井事務所
「アメリカの大手グローバル音楽事務所の2人まで、万福村の魅力に取り憑かれて仕事を辞めたそうじゃないか。」
「良かったですね。
これでスター速井事務所の買収計画は無くなったみたいですね。」
「しかし、カトケンって奴、世界が認める大スターになるなんて……
それに何処にも属さない幻の大スター」
「噂ではカトケンの契約金が200億に跳ね上がってるそうですよ。」
「200億⁇⁇えっーーーー!」
「アケビさん最近いろいろな国の人がやってくるけど、誰なの?」
「それはねカトケンさん私が全て追い返してるよ。
何だか、音楽事務所の人みたい。
この前なんかカトケンさんと契約したら500億を出すなんてふざけた事を言ってたよ。
絶対、詐欺だよね。
私、騙されないよ。カトケンさん安心してね!」
「厄介な世の中だよね……歩美と歩夢に何か有ったら大変だよね。」
「マークとジョージはあれから助六さんの家で頑張って麦畑を手伝ってるそうよ。」
「夕方に慣れば子供達に英語を教えてくれるしありがたいね!アケビさん。」
【この村、良いなぁ〜ジョージ。】
【うん、皆んな優しいし、助六さんも馬実さんも優しいし、でもあの家、本当に2人だけか?やたら賑やかな時が有るけど……】
【今、売出し中の一馬とムサシが帰って来てるんじゃないか?】
【いやっ…覗いたけど助六さんと馬実さんがイチャイチャしてただけだったぞ……】
【でも、賑やかで楽しい家だ。】
『こいつら何時まで話してるんだ……早く寝ないと追い出すぞ!』
【今、何か聞こえなかったか?】
【そう言えば……】
『おっさん、喋ったらバレるぞ!』
『すみません……』
『おっさん、又、馬小屋に行けばいいじゃろ』
『トメさん、馬小屋に戻っても時々、アホの一馬とムサシが帰って来るし……』
『じゃ、耐えろ!』
『……。』
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