第7ミッション        僕、イクメンになります。

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ー万福村役場ー 「村長、良かったですね、引き続き村長になられて!」 「あぁ、危うくアホの一馬に村長の椅子を渡す所だったぞ!」 「村長、大変です!役場に警察が……」 「村長の部屋はこっちか!」  突然の出来事だった。  村長の部屋は警察のガサ入れで沢山の書類が没収され、村長は事情聴取をされた……  そして村長の沢山の汚職がバレた。  その中で保育園の園長先生の橋田も関与していた事が明るみに出た。  園長の橋田も警察に逮捕された。 「カトケンさん、村長不在でどうなるだろう……  明日から休園になるみたいだよ。  これから預けようと思ってたのに、保育園大丈夫かな?」 「アケビさん、保育園は大変な騒ぎになってるみたい。  園長の橋田が万福村の保育園建設誘致で沢山の金を村長に払ってみたい。」 「確か、園長の家は大財閥って言ってたもんね……」 「保育園は継続出来るのかなぁ……  ツクシさんは警視庁にいたから詳しいと思うから、ちょっと聞きに言ってくるね!」 「カ、カトケンがさん、そんな事言って歩美と歩夢を私に押し付けて逃げるんでしょ!」 「ち、違うよ。じゃ、行ってきます!」  ーツクシさん喫茶店ー 「健二君、いらっしゃい。  万福村は大変な事になってるね……」 「ツクシさん、このままだと保育園は無くなるの?  それに万福村はどうなるんだろう?」 「おそらく、保育園の経営は難しいだろう……  それに村長のいない万福村はこの先……」  隣で働いていた輪奈美さんが突然…… 「ツクシさん、あなたが立候補したら?!」 「輪奈美さん、何を言ってるんだよ……  僕には、この喫茶店が有るじゃないか?」 「そんなの2足のわらじでも出来るんじゃない?  私も居るし従業員だって20人も居るんだから!ノウハウはツクシさんから盗んでるし、私1人でも大丈夫よ!」 「えっ、私が村長立候補⁇⁇」  僕は思った。  輪奈美さんとアケビさんの性格はそっくりだ。  きっと、ツクシさんも大変だと思う…… 「ちょっと考えさてよ……輪奈美さん。」
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